◆利益計画の作成

もくじ>II 開業準備>1 利益計画の作成


☆先ずは利益計画を策定することで、創業目標の全体像を把握したい。

A 利益計画とは

  長期の経営目標をいかにして実現するかを計画するものであって、利益公式と呼ばれる
 もので表すことができる。

    目標売上高=許容費用+目標利益
       ↓
    目標売上高−目標利益=許容費用

  従って、目標売上高と目標利益は「獲得可能であるもの」又は「獲得すべきもの」とし
 て置かねばならない。
  インターネット上に各種の利益計画書、損益計画書のサンプルが掲示されていますので
 それらを参考にするのも良いでしょう。その一つとして以下のホームページを紹介します。

  ⇒J-Net21(中小企業ビジネス支援サイト)
       http://j-net21.smrj.go.jp/establish/abc/formats/index.html
      (売上想定シート、費用計画シート、損益計画書などを参照)

B 業界調査

  創業目標として捉えた業界の体質を更に詳しく調査し、理解しなければならない。
 (1)当業界の経営者、就業者の経験談や業界紙などで経営のポイントなどを調査する。
 (2)全体的又は地域的の業界利益構造を分析することで、当商売の長短や今後の趨勢を知
  ることが出来る。

  ア  中小企業庁編の「中小企業の経営指標」
  イ  TKCシステム開発の「TKC経営指標」
  ウ  各金融機関の中小企業情報など

C 商圏調査

  更に商売の標的である目標地域の現状(予定商圏)がどのようであるかを知ることで、獲
 得しなければならない売上高の予測が可能となってくる。

  (1) 新潟県の発行する「商業統計・工業統計」、「広域商圏動向調査」
  (2) 新潟県の発行する「家計調査年報」、「地域経済指標」
  (3) これらの基礎数値は地域の市町村から提供されるので、人口や住民所得等ととも
    に細部の資料を行政から求めることができる。

    ※新潟県庁ホームページからの情報入手
     ⇒にいがた県統計BOX
         http://www.pref.niigata.lg.jp/tokei/
    
    ※新潟県庁行政情報センターの活用
    行政情報センターでは、(1)県が作成した各種基本構想・事業概要・試験研究結
        果・県報、(2)国・都道府県・県内市町村が作成した統計資料などの行政資料を
    とりそろえ、県民が自由に利用できるようになっている。 
     ・場  所:県庁行政庁舎1階
     ・利用時間:午前8時30分〜午後5時(土、日、祝日及び年末年始を除く)
                      (コピー料)1枚30円
     ・電  話:025−280−5902(統計課統計情報班)

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