ウエキハウス 株式会社 〒945‐1352 新潟県柏崎市安田田尻工業団地7560-2 TEL:(0257)21‐4521/FAX:(0257)21‐0935 URL:http://www.uekihouse.co.jp ファイヤーライフ上越(住所同じ) TEL:(0257)21‐4524/FAX:(0257)21‐0935 |
||
会社全景 | 植木忠史 社長 |
ウエキハウス(株)は、資材のプレカットやパネル製造を始め、住まいに関する様々な開発に取組んでいます。 旧高柳町出身の植木社長は、設計事務所開業を夢見ていましたが、諸事情から進学を諦め、中学卒業後に大工見習いになりました。親方の勧めで、23歳の時に独立。26歳で結婚する際に奥さんが、「夫婦一緒にやらないで商売繁盛したタメシはない!」と言い、新婚時代は共に大工仕事に汗を流してきたそうです。 好奇心旺盛で、趣味は視察を兼ねて世界中を周ることだとか。独学で資格取得するなど大変な勉強家でもあります。 |
親戚の紹介で大手の建設現場にも携わり、技術と知識を身につけて、木造住宅に通気層を確保する[エアホール胴縁]で特許を取得し、業界に新しい風を吹き込みました。開発と特許のおもしろさを知り、現在主流となっている工法技術など数々の開発のおかげで、無借金経営の時期もあったとは驚きです。二度の震災経験から、家屋への衝撃を緩和する技術も開発済です。 順調な経営により、手狭になった工場を移転することになりますが、その際の巨額な資金は銀行から直々に打診があり、難なく調達。更に当時の市長から業績を認められ、工業団地へ移ることが出来たそうです。 「不思議と組織のトップの方から声を掛けてもらうことも多く、仕事の紹介など、様々な面で助けてもらいましたが、良い話ばかりではなく、過去に二度、会社を買収されそうになりました。その際も、優秀な社員の防衛策で乗り切ることができました。今日に至るまで、本当に良い人材に恵まれています。」と話してくださいました。 |
![]() |
![]() |
![]() |
||
エアホール胴縁 | プレカット部材 | 工場内の様子 |
![]() |
業種柄、大量に出る木の端材を有効活用するため、薪ストーブの取扱いグループにFC加盟し、今年の5月にファイヤーライフ上越としてオープンしました。 「暖を取るだけでなく、料理も楽しめ、癒しにもなります。ぜひ一度、体感して欲しいですね。環境面では、薪ストーブ1台でエコカー5台分のCO2削減が実証されており、エコカー減税だけでなく、“薪ストーブ減税”も始めてほしいところです。安全に施工して正しく使えば危険なことはありません。ライフスタイルを変えることで、家族の思い出もどんどん膨らみ、使えば使う程に価値が増します。」 と、息子の秀和さんが魅力について語ってくださいました。 |
会社の経営方針について伺いました。 【常に、ほん気】 【常に、一歩前進】 【常に、感謝】 ・本気でやれば大抵のことは出来る。本気でやればおもしろくなる。本気でやっていれば、(本当に大変な時は)絶対に誰かが助けてくれる。 ・人に遅れず、進み過ぎず、一歩前、少し先を考える。 ・あとは感謝する以外ない。 「正直、経営というのはあまり好きじゃなく、遊び心を持って物事を考えていたいんです。言うならば楽観視経営ですね。ただ、私自身、いつも本気でやってきたから、周りから手を差しのべてもらい、ここまでやって来られたんだと思っています。」経験を通した言葉には気持ちが込められ、重みがあります。 |
今後についてお聞きしました。 「住環境はもちろん、私達の生活に大きな影響を与える森林保護活動にも取り組んでいきたいです。更にシックハウス対策に効果的な製品に出会いました。流行りのウィルス対策にも効果が見込め、まずは近隣施設での施工を予定しています。それと、年に一度は社員の家族ともコミュニケーションを取り、会社のことを知ってもらい、協力と理解をお願いしていきたいですね。その前段階で、社員自身が、家族とコミュニケーションが取れていないといけません。例えば、昔の囲炉裏のように、薪ストーブが家族団欒に役立てれば最高だと思います。」と話してくださいました。 住まい・自然・家庭…と、身近な環境をより良くするための取組みに、今後ますます期待が寄せられています。 |