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 村山新治さん |
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［まちの元気じるし］株式会社ドリームパネル：水沢商工会(商工連ニュース１９年１１月号掲載)
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村山新治さん |
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(株)ドリームパネルは、工務店など業者向けの住宅用パネルの製造を手掛けています。組合組織から有限会社を経て、新しく株式会社を興したのが平成6年2月のこと。今でこそ県内でもパネルを製造する企業は増えたが、設立当初は手探り状態で初代の太田前社長が大変苦労して会社の土台を固めていったと村山社長は話してくださいました。
県内建築事情はまだ従来の軸組工法が主流だった当時、パネル工法のメリットである耐震性・快適性や工期の短縮を県内外問わずコツコツと営業に回り、会社は少しずつ軌道に乗り始めたと言います。
地道な営業努力が実を結び、徐々に｢十日町のパネル屋｣としてドリームパネルの名前が知られるようになりました。
｢パネル工法は、規格化したパネルを使うことが多く、デザインや設計に若干の制約を持つ場合もあるようです。しかし当社のパネルは家一棟一棟に合わせて造る100%オーダーメイド品です。自由設計に対応しているのでマイホームへの想いも一層膨らむのではないでしょうか。｣
事務所に隣接する広い工場を見学させていただきました。なるほど、大小様々なパネルは、外部壁・窓・妻壁・屋根・床・天井・内部壁…と、その種類は豊富で、丁寧な仕上げ加工が施されています。最近話題の県産杉での製造も可能で、木造住宅だけでなく鉄骨の家にも対応するなど、多様化する幅広いニーズに応えています。
 明るい事務所内 |
 パネル資材 |
 完成品のパネル |
軸組みに壁パネルをはめ込んだミニチュアサンプルを見せて頂きました。かなりの厚みがあり、パネル自体にも強度があるので耐震性は更にアップし、オーダーメイドですから構造材にピッタリ収まり気密性や断熱性にも優れていると言います。完全受注生産には設計図に基づく綿密な打合せが不可欠。長年のノウハウがこれを支え、木材の加工は、コンピュータ制御された大型機械が効率化を図ります。「高性能」「低価格」「即納」を実現させるシステムが作り上げられています。
｢パネルは建物が完成すると見えなくなりますが、家の支えとなる重要な部分です。信頼できる材料だけを選び、自信を持って提供しています。近年の度重なる自然災害により〝住〟への安全性が一層求められるようになりました。数年の間で建築工法の種類は増えてきましたが、そんな中でパネル工法が地元地域でも定着してきたことを実感しています。｣
｢『家は一生モノ』です。見た目だけでなく、基となる材料や建物内部の構造にも興味を持ってもらいたいです。疑問があれば何でも聞いてきてください。私達ももっと勉強してプロの知識を発信していかなければいけませんしね。｣と穏やかな笑顔を覗かせます。
事務所と工場は木の香りで癒しの効果抜群。総勢20名弱の小さい会社なんですよと控えめな村山社長。小さな会社がひとつになって、住まいの安心を大きくサポートしています。
